糖尿病・内分泌内科について
生活習慣病(肥満、高血圧、高脂血症など)全般と糖尿病について診察をします。
生活習慣病は無症状で自覚がない方も多くいらっしゃいます。単なる肥満と思っていても動脈硬化が進み様々な病気を引き起こす可能性もあります。
循環器疾患や脳血管疾患の原因にもなりますので、定期的な検査や早めの受診が大切です。
専門医による診療時間について
当院は糖尿病・内分泌内科専門の医師による診察を行っています。
専門医による診察は以下の日程表をご確認ください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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9:00-13:30 | / | ● | ● | ● | / | / |
15:00-19:00 | / | / | – | / | / | – |
専門医より
同じ疾患でも患者さまに応じて治療内容は変わります。それぞれの患者さまの症状に応じた検査や治療を行います。
食事や運動療法をベースにし、症状に応じて内服や注射製剤などを使用して治療を行います。
このような症状でお困りの方へ
- よくのどが渇く
- トイレが近い
- 血糖値の異常を指摘された
- だるい、疲れやすい
- 息が切れやすくなった
- 糖尿病の疑いがある
- 甲状腺の異常
- 急な体重の増減
糖尿病の軽度の場合は自覚症状がなく気づかない方が多いため、注意が必要です。健康診断などで少しでも異常がある場合は早めに診察、治療を行いましょう。
まだホルモン、甲状腺の異常がある場合は甲状腺外来で専門医による診察が可能です。
疑われる疾患について
疑われる主な疾患
生活習慣病
生活習慣病とは、偏った食事、喫煙、飲酒、運動不足、ストレスなどの生活習慣が原因となる病気です。脂質異常症、高血圧、糖尿病が代表的です。
痛みなどを感じず自覚症状もはっきりとないため、気づかないうちに動脈硬化が進み、狭心症や心筋梗塞、脳卒中、閉塞性動脈硬化症など非常に危険な病気を引き起こしてしまいます。
生活習慣病をチェックしてみましょう!
- 魚より肉が好き
- 食事の時間が不規則
- 夕食の時間が遅い
- ほとんど毎日お酒を飲んでいる
- たばこがやめられない
- 血圧や血糖値が高いと言われたことがある
- 階段ではなくエスカレーターやエレベーターに
乗ってしまう
チェックした数が多いほど、生活習慣病の危険性も高くなります。
自覚症状はなくても定期健診などで、日頃から身体の状態をチェックしましょう。
生活習慣を改善しましょう
生活習慣病は、生活習慣の乱れが原因です。
生活習慣病の予防は毎日の習慣をチェックし見直すことから始めましょう。
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食生活はバランスよく
暴飲暴食は生活習慣病の原因となります。夕食時間が遅い場合は、食事の量を控えるようにしましょう。
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体重の変化に気を配る
肥満は高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の原因の一つです。
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適度な運動を取り入れる
毎日の軽い運動は気分をリラックスさせます。血圧や血糖値、血中脂質濃度を下げる効果があります。
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睡眠を十分に
ストレスは万病のもとです。睡眠を十分にとり、リラックスした毎日を過ごしましょう。
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アルコールはほどほどに
ビールであれば1日に中ビン1本、日本酒なら1合までが適量の目安です。
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たばこはやめましょう
喫煙は何のメリットもありません。禁煙したくても出来ない方は、禁煙外来の受診をお勧めします。(保険適応)
脂質異常症
健康診断などで、「コレステロールが高い」と言われたことはありませんか?検査値に異常がある場合は要注意です。
脂質異常症とは、血液中の悪玉コレステロール(LDL)や中性脂肪(トリグリセライド)が過剰な状態、もしくは善玉コレステロール(HDL)が少ない状態です。
症状がないので自覚がなく放置されやすいため、気づかないうちに動脈硬化が進んでいる方も少なくありません。動脈硬化を放置していると、血管が詰まったり、狭くなったりして、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こし、突然死に至ることもあります。
不規則な食事、過度な飲酒、喫煙、運動不足など、生活習慣が大きく関係していると言われています。
糖尿病
毎日の食事の中にはたくさんの「糖」が含まれています。糖尿病とは、インスリン(糖をエネルギーに変えるホルモン)が不足したり、機能しないことにより血糖値(血液中のブドウ糖濃度)が高い状態が続く病気です。
食べ過ぎ、飲みすぎ、不規則な食事や、運動不足など、悪い生活習慣によりインスリンの働きが悪くなり糖尿病を引き起こします。
欧米人に比べるとアジア人はインスリンの分泌量が少ない人が多いため、糖尿病になりやすいと言われています。また、内臓脂肪にはインスリンの作用を効きにくくする物質が分泌されているため、内臓脂肪が多い人は注意が必要です。
痛みなどはなく、「のどが渇く」、「トイレが近い」等が典型的な自覚症状です。
糖尿病の主な症状
- のどが渇く
- トイレが近くなった、尿の量が多い
- よく食べるのに体重が減少していく
- 目がかすむ、ぼやける
- すり傷、切り傷などちょっとした傷が治りにくい
- 疲れやすい
- 男性の場合、性機能に問題(ED)
初期の場合、自覚症状がほとんどありません。定期的な健康診断でご自身の体の状態を把握し、都度生活習慣の見直しを行いましょう。
メタボリックシンドローム
メタボリックシンドローム(代謝異常症候群)は、内臓肥満、脂質代謝異常、高血圧、糖代謝異常の重複をさします。心筋梗塞や脳卒中を引き起こす危険性が高い病気です。
ウエストのサイズが、男性85cm以上、女性90cm以上であれば要注意です。
下記項目について2つ以上当てはまれば、メタボリックシンドロームと診断されます。
- 血液検査で中性脂肪(トリグリセライド)が150mg/dL以上である、
または善玉コレステロール(HDL)が40mg/dLより低い - 最高血圧が130mmHg以上ある、または最低血圧が85mmHg以上である
- 空腹時の血糖が110mg/dL以上である
ウエストの測り方
足を25~30cm開いて立ち、体重が左右の足に均等にかかるようにします。
息を軽く吐き、おへその位置で測ります。