甲状腺とは?
甲状腺は、のどの下にある蝶のような形をした臓器です。
甲状腺から分泌されるホルモンには、各器官の働きを活発にし新陳代謝をアップさせる働きがあり、体の健康守るのには欠かせません。甲状腺に異常があると全身の不調を招きます。
普段は触っても確認できませんが、腫れやしこりがある場合、手で触れるとわかるようになります。
専門医による診療時間について
当院は甲状腺専門の医師による診察を行っています。
専門医による診察は以下の日程表をご確認ください。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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9:00-13:30 | / | ● | ● | / | / | / |
15:00-19:00 | / | / | – | / | / | – |
このような症状でお困りの方へ
- 甲状腺が腫れている
- だるさを感じる
- 疲れやすい
- 下肢の浮腫
- 動悸がする
- 汗をかきやすい
- 急に体重が増加/減少
甲状腺疾患の症状は上記以外に様々あります。
甲状腺ホルモンの分泌の増減により、症状や疾患が異なります。
疑われる疾患について
バセドウ病
甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、甲状腺機能が活発になることによって、身体の代謝が活発になるため、疲労状態が続きます。
30~40歳代が多く比較的女性がかかりやすいため、更年期障害と間違われやすい症状です。
原因は遺伝的なものの他に、ストレスや疲労、喫煙などが関連しているとされています。
甲状腺機能亢進症の症状
- 暑がり
- 汗をよくかく
- 動悸がする
- 息が切れる
- 手足が震える
- イライラする
- 微熱が続く
- 排便の回数が増える
- 眼球が出てくる
橋本病
甲状腺ホルモンが減少し、身体の代謝が落ちた状態(だるさや元気が出ない等)が続きます。
30歳代以上の女性に多く、軽度であれば自覚症状がなく気づかない場合もあります。甲状腺ホルモンは妊娠や子供の発達に重要なホルモンなので、月経異常や不妊の原因にもなる病気です。
橋本病は慢性の炎症による病気であり、「慢性甲状腺炎」とも呼ばれています。首の腫れや血液検査で発覚することが多いといわれています。
甲状腺機能低下症の症状
- 寒がり
- 乾燥する
- 脈拍数が少ない
- 顔、全身がむくむ
- 体重増加
- 物忘れが多い
- 強い眠気
- 便秘
- 筋力が低下する
甲状腺腫瘍
甲状腺にできる腫瘍には良性と悪性があります。
甲状腺に腫瘍が見つかった場合、まずはエコー検査を行い、良性の場合には特に治療の必要がない場合が多く、悪性の場合は甲状腺がんや悪性リンパ腫の疑いがあるため、手術で摘出を行います。手術を行わなければ悪性と良性の区別がつかない場合もあります。